大宮坊

大宮坊は,山岳信仰の霊場として栄えた石動山天平寺を支配する別当寺として,山内で最も権威と格式を誇る坊でした。
しかし,明治初年,廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)による石動山の瓦解(がかい)とともに廃絶しました。

その後,坊跡は越路小学校石動山分校や宅地・水田として利用されてきましたが,平成2年(1990年)から,史跡整備のための発掘調査が始まりました。
調査の結果,天正10年(1582年)の石動山合戦による全山炎上後,前田利家が再建し,明治の瓦解(がかい)まで存続した建物の跡が検出されました。

町では,平成10年(1998年)度からの国・県の補助を得て,大宮坊の歴史的空間を再現するため,発掘調査の成果と史料を参考に,書院台所棟・番所(ばんしょ)・厠(かわや)・御成門(おなりもん)・台所門・板塀・勅使橋(ちょくしばし)などの建造物や,本堂跡・証誠殿跡(しょうじょうでんあと)・庭園跡などの遺構の復元を進め,平成14年(2002年)11月に完成しました。

基本情報

名称大宮坊
所在地石川県鹿島郡中能登町石動山オ甲部3番地[MAP]
電話番号0767-76-0409
メールアドレスkyouikubunka@town.nakanoto.ishikawa.jp
返信が必要な場合はメール本文にお名前・ご住所をご記入ください。
開場期間3月21日~11月30日
開場時間午前9時から午後5時まで
(夜間使用の場合は午後9時30分まで)
閉場日火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
冬期休場日(12月1日から3月20日までの日)
見学料無料
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