塩津かがり火恋祭り<七尾市指定文化財>

 七尾西湾に面する中島町塩津地区で、年に一度、山側の男神「日面神」と海側の女神「唐島の神」が、海の上で逢瀬を遂げるロマンティックな祭りです。

 夕刻、それぞれの神社で神事を終えた後、神輿と奉燈を乗せた船が、笠師保(塩津川河口)と唐島の桟橋からそれぞれ海へと漕ぎ出します。その際、蓮の葉の流し火が海へと流され、灯りの道が現れます。
 両神を乗せた船はこの光の道を辿り海上のかがり火で逢瀬を遂げ、共にかがり火を3周し束の間の再会を楽しみます。

 そしてこの逢瀬を祝福するかのような花火が打ち上がり夜空と海面がきらめき、人々は幻想的な光景へと誘われます。その後、両神はともに塩津の海岸に向かい、広場での神事を終えると翌年また会うことを誓い、それぞれの社へと帰っていきます。

基本情報

名称塩津かがり火恋祭り
開催場所石川県七尾市中島町塩津
開催日2023年7月22日
問い合わせ七尾市交流推進課 TEL 0767-53-8424
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