七尾祇園祭

青柏祭で知られる大地主神社の夏祭りで、毎年7月の第2土曜日に行われます。

このお祭りの御祭神、「須佐之男命(牛頭天王)」は古くは鍛冶町安楽寺境内内に祀られていました。天正5年、七尾城落城の時、平火にあい1635年、その社殿を山王社と合祀し、のちの大地主神社となりました。

夏の夜、御祭神を神輿によって海辺の湊町の仮宮に遷座し、涼んでいただきます。そのため「お涼み祭り」とも呼ばれています。人々は疫を防ぎ、厄を除けるように祈願します。この神輿を先導し、道しるべとするために奉燈「キリコ」が担ぎ出されます。

祭りのクライマックスは夜。夕方、町内を巡行した奉燈は、花火を合図に、浜辺の仮宮に集まります。
御祓いのあと、くじで決まった1番の町から神輿を先導して大地主神社に向かいます。境内に勢ぞろいした11基の奉燈に笛、鉦、太鼓の囃子衆が乗り込み、50人余りの若衆が担ぎ出します。赤々と燃え上がるかがり火の周囲を競い合うように奉燈が疾駆。息を呑んで見入るほどの凄まじさで乱舞します。
鳴り響くお囃子とゆらゆら動く灯りの競演のうちに夜は更け、最後になった町が七尾に古くから伝わる祝儀唄「七尾まだら」を披露して祭りを締めくくります。

令和5年は7月8日(土)に行われます。

基本情報

名称七尾祇園祭
開催場所石川県七尾市街地東部
場所石川県七尾市山王町
お問合せ0767-53-8424(七尾市 交流推進課)
pagetop